都電荒川線に乗ってみたいけど、乗り方がよくわからない…。
そんな声をよく聞きます。路面電車って珍しいので、初めてだと戸惑いますよね。
私は荒川区に住んでいて、都電荒川線を日常的に使っています。この記事では、地元民の視点から「初めてでも迷わない乗り方」を解説します。
結論から言うと、前から乗って、乗るときにお金を払って、後ろから降りる。これだけです。東京都内の路線バスと同じ方式ですね。
都電荒川線ってどんな電車?
都電荒川線は、三ノ輪橋から早稲田までの12.2kmを走る路面電車です。「東京さくらトラム」という愛称もありますが、地元では「都電」と呼ぶ人がほとんどです。
かつて東京中を走っていた都電の中で、今も残っている唯一の路線。昭和レトロな雰囲気が味わえると、最近は観光客にも人気です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 三ノ輪橋〜早稲田 |
| 距離 | 12.2km |
| 停留場数 | 30駅 |
| 所要時間 | 全線で約53分 |
| 運行時間 | 始発5時台〜終電23時台 |

乗り方は3ステップだけ
都電の乗り方はシンプルです。

ステップ1:前のドアから乗る
電車が来たら、前のドアから乗ります。後ろのドアは降りる人専用なので、間違えないように。
地方出身の方は「なんで前から乗るの?」と不思議に思うかもしれません。私も田舎にいたときは、後ろから乗って整理券を取り、降りるときに前で払う方式でした。
都電が前乗りなのは、どこで乗り降りしても料金が同じ(均一料金)だからです。距離で料金が変わらないので、整理券を取る必要がなく、乗るときに払ってしまえばOKというわけですね。
観光客の方が後ろのドアで待っているのをたまに見かけますが、開かないので注意してくださいね。
ステップ2:運賃を払う
乗ったらすぐ、運転席の横にある運賃箱で支払います。
運賃(2025年現在)
- 大人:170円
- 小児:90円
- 未就学児:大人1人につき2人まで無料
支払い方法
- ICカード:Suica、PASMOなど交通系ICカードをタッチ
- 現金:運賃箱に投入(おつりが出ないので小銭を用意)
- 1日乗車券:運転士さんに見せる
ICカードが一番スムーズです。現金の場合、おつりが出ないので事前に小銭を用意しておくと焦りません。
ステップ3:後ろのドアから降りる
降りたい停留場が近づいたら、オレンジ色の降車ボタンを押します。「とまります」のランプが点灯したらOK。
電車が完全に止まってから席を立って、後ろのドアから降ります。


地元民が教える3つのコツ
基本の乗り方はこれだけですが、知っておくと便利なコツを3つお伝えします。
コツ1:ICカードは乗るときだけタッチ
都電は均一料金なので、乗るときに1回タッチすれば終わりです。
降りるときにタッチする必要はありません。降車時にタッチしようとしている観光客の方を見かけますが、そのまま降りて大丈夫ですよ。
コツ2:両替は乗る前に済ませておく
運賃箱には両替機能がありますが、混雑時は後ろの人を待たせてしまいます。
1,000円札の両替はできますが、できれば乗る前にコンビニなどで小銭を作っておくとスムーズです。もしくは、ICカードを使うのが一番楽ですね。
コツ3:空いてる時間帯を狙う
都電は地元の方の生活の足でもあるので、通勤時間帯は混みます。
混雑する時間帯
- 平日 7:00〜9:00(通勤ラッシュ)
- 平日 17:00〜19:00(帰宅ラッシュ)
空いている時間帯
- 平日 10:00〜16:00
- 土日の午前中
観光目的なら、平日の昼間か土日の午前中がおすすめです。座れる確率も高いですし、車窓からの景色もゆっくり楽しめます。
1日乗車券がお得です
都電を観光で使うなら、1日乗車券が断然お得です。
| 種類 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 400円 |
| 小児 | 200円 |
片道170円なので、3回乗れば元が取れます。途中下車しながら沿線を巡るなら、迷わず1日乗車券を買いましょう。


購入場所
一番簡単なのは車内で買う方法です。乗車時に運転士さんに「1日乗車券ください」と言えばOK。現金で支払います。
その他の購入場所:
- 三ノ輪橋おもいで館
- 荒川電車営業所
- 都営地下鉄各駅の定期券売り場


沿線施設の割引特典
1日乗車券を見せると、沿線の一部施設で割引が受けられます。
一部をご紹介しますね。
- あらかわ遊園:入園料割引
- 紙の博物館:入館料割引
よくある疑問Q&A
Q. Suica・PASMOは使える?
使えます。
乗車時に運賃箱横の読み取り機にタッチするだけ。全国の交通系ICカード(ICOCA、manacaなど)も使えます。
Q. 降りるとき、またタッチする?
不要です。 都電は均一料金なので、乗車時の1回だけでOK。そのまま後ろのドアから降りてください。
Q. 現金で乗るとき、おつりは出る?
出ません。
事前に小銭を用意するか、車内で両替してから運賃箱に入れてください。1,000円札は両替できます。
Q. ベビーカーや車いすでも乗れる?
乗れます。
全車両がバリアフリー対応。乗車時に運転士さんに声をかければ、スロープを出してもらえます。
Q. 写真撮影はしていい?
車内での撮影は可能ですが、他の乗客が写り込まないよう配慮を。運転席付近での撮影やフラッシュ撮影は控えてください。停留場での撮影は、乗降の邪魔にならなければ大丈夫です。
観光客として気をつけたいこと
都電は地元の方の日常の足でもあります。観光で乗るときは、以下の点に気をつけると、お互い気持ちよく過ごせます。
乗降時
- 降りる人が先、乗る人は後
- ドア付近で立ち止まらず、奥へ詰める
- 大きな荷物は網棚へ
車内
- 通話は控える
- イヤホンの音漏れに注意
- グループで乗るときは車内で固まらない
朝夕のラッシュ時は観光を控えめに。 地元の方の通勤・通学の邪魔にならないよう、時間帯をずらすのがおすすめです。
都電で巡る荒川区観光
1日乗車券を使えば、沿線のスポットを効率よく巡れます。
都電沿線の主な観光スポット
| 停留場 | スポット |
|---|---|
| 三ノ輪橋 | 昭和レトロな終点駅、ジョイフル三ノ輪商店街 |
| 荒川遊園地前 | あらかわ遊園 |
| 荒川車庫前 | 都電の車庫、バラの季節は必見 |
| 王子駅前 | 飛鳥山公園 |
| 庚申塚 | 巣鴨地蔵通り商店街 |
| 早稲田 | 早稲田大学周辺 |

まとめ:都電の乗り方はシンプル
都電荒川線の乗り方をまとめます。
- 前のドアから乗る
- 乗ったらすぐ運賃を払う(ICカードか現金)
- 降りるときは降車ボタンを押して後ろのドアから降りる
これだけです。
観光なら1日乗車券(400円)がお得。3回乗れば元が取れるので、途中下車しながら沿線を巡ってみてください。
東京で唯一残る路面電車、都電荒川線。レトロな車窓からの景色を楽しみながら、下町の旅を満喫してくださいね。
※運賃・1日乗車券の料金は2025年現在の情報です。最新情報は東京都交通局の公式サイトでご確認ください。

